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葉月からの伝言・・・

今日はちょっと辛い報告をしなくてはいけません・・・


本当はいつも楽しい内容でいたいのですが、皆さんにも考えていただきたいこと
でもあるのであえてお話させていただきますね。

今年の5月大きな手術を無事終えた葉月。
葉月からの伝言・・・_a0085464_17545258.jpg

11歳の葉月は以前にも乳腺腫瘍の手術をし今回は2回目の手術でした。

術後の回復も順調でこのまま15歳、16歳・・・と一緒に向かえられるのかな~って
思っていました。


そんな葉月が3回目の再発。
状態は最悪でした。

再発のたびに頑張ってきた葉月ですが今回は・・・

あっという間にお空へ行ってしまいました。



皆さんは犬に乳腺腫瘍が多いのをご存知ですか?
その中にはもちろん悪性(いわゆる癌)もあり、その中でも大変たちの悪い炎症性乳癌と
言うのがあるのをご存知ですか?

そしてそれは防ぐことができることもご存知ですか?

以前もこのブログで同じような内容をお話したことがあると思います。
でも何度でもお話しさせてくださいね。

女の子の犬は早い子で生後半年ごろ、その後1歳ごろまでに「ヒート」という発情出血が
見られます。「生理」といえば解りやすいかもしれませんが実際は人間のそれとは
違います。

このヒートを迎える前に、避妊手術をすることでかなり高い確率で乳腺腫瘍を予防することが
できるのです。悪性も炎症性乳癌も含まれます。

「生後半年で避妊手術?」と思われる方もみえると思いますが、私が見ている限りコーギーは
もう少し遅いような気がします。そしてまた1度ヒートを迎えてからであっても予防できる確率は
まだ高いのです。

ただ、2歳、3歳過ぎてからの避妊手術は乳腺腫瘍の予防という意味ではあまり意味を持ちません。
もちろん子宮や卵巣の病気の予防としてはありますし、他にも意味があります。



皆さんが避妊手術、去勢手術に否定的なのは何故ですか?
・健康な身体にメスを入れるのはかわいそう?
・いつかはこの子の子供が見てみたいから?
・自然の摂理に反することはしたくない?
・避妊去勢をすると太るから?

教えて下さい。。。。


もちろん考え方は人様々で「絶対」なんてありません。
全身麻酔の手術になるわけですので、リスクもありますし事故もあります。

ですからしっかり考えて欲しいんです。避妊を薦めるその裏側を知っていただいて
その上でご家族で答えを出してあげて欲しいと思います。
その結論が「避妊・去勢しない」の答えだったとしても何も責められるものではないし
しっかり考えた上のことでしたら「正しい」のだと思います。

ただ、炎症性乳癌になった場合は手術もできません。
しても逆に癌細胞が散ってしまい寿命を縮めることになるそうです。
「早くに見つけて手術すればいい」というのは炎症性乳癌についてはあてはまりません。

良性、もしくは悪性でも早期の腫瘍の場合なら手術で切除とできますが、犬の乳腺はご存知
だと思いますがものすごく広い範囲にあります。何度も、もしくはかなり広い範囲での傷も
多々ありますし、これが老犬になると皮膚もハリがないのでまた大変です。


そして・・・
「この子の子供が見てみたい」については長くなるのでまた別でお話したいと思いますが
安易に考えるべきことではないとないと思ってもいます。

だれでも自分のかわいい愛犬の子供は見てみたいでしょうし、その思いは罪でもありません。



私たちブリーダーはよく言われます。
「今もなお、消えていく消されていく命が沢山あるのに何故産ませるの?」と
私のしていることは、間接的に不幸な犬達を増やしていることに繋がっていると。

このこともながくなるので次回にお話しすることにします♪
私は私の信念で向き合っています!



葉月は私の元で育ったために避妊手術をしませんでした。
もし一般家庭にお譲りしていて、避妊手術をしていたら。。。
今も元気でいたのだと思うと。。。。

ちょっと強い口調のお話になっちゃいましたが、知らなかったが少しでもなくなりますように!

そして葉月・・・頑張ったのに・・・ごめんね・・・


葉月が動けなくなってからいつも側に14歳のなぎさがいました。
ただただ静かに側で座っているだけですが、離れようとしませんでした。
なぎさも同じ病気でかつて手術をしています。

そのなぎさが葉月が逝ってしまってから一気になぎさも・・・
14歳という年齢、治療の方針を悩みます。



*BBP 11月15日(土)開催♪ 今年もお天気に恵まれますように!!



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by beauty-b | 2014-10-02 19:55