変性性脊髄症


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変性性脊髄症(DM)

この病名を聞いたことがありますか?
今日は、珍しく超真面目なブログですのでお許し下さい(;・_・)

近年、コーギーにこの病気が多く見られるようになって来ました。
これまで高発犬種としてシェパードなどがあげられていましたが、
コーギーも深刻化しているようです。

この病気は、まだわからない部分が多く「現在解っている点」と
「まだ解らない点」をはっきり理解していただきたいと思い、記事に
しました。

症状は多くは10歳以上と比較的高齢になってから発病する
ケースが多く後肢のふらつきから麻痺、ゆっくりと症状は進み麻痺は
前肢にも至り、その後呼吸器系に障害をきたし・・・と言う病気です。
個体差もありますが、その間3年ほどと言われています。

残念ながら現在治療の方法はありません。

椎間板ヘルニアと似た症状の為、間違えて診断されるケースもあるようですが
決定的に違うのがDMには痛みが伴わないという事です。

DMの診断方法は基本的には「ルールアウト」と言われる、この病気ではない
この病気でもない・・・という検査をしていくことになります。

そして遺伝子検査を行います。
これまでDMを発病した個体の遺伝子検査をすると、ある遺伝子(SOD1遺伝子)
の異常が見られるということから、遺伝性の疾患なのかとも言われていますが、
この変異遺伝子を持っていても全ての子が発病するわけではなく、その一部が
発病してます。そしてその割合はまだ解っていません。

また健康なコーギーの遺伝子を調べると約半数にホモ異変が見られ、4割程度が
キャリアであるという事が解っています。DMの遺伝様式もまだ不明である事などから
繁殖についてSOD1の遺伝子型のみにより繁殖に使う個体を決める事は現実的にあまりにも
正常の数が少なすぎて難しいという事になります。
SOD1の遺伝子だけで繁殖に適した子を選ぶと結果的には血の濃い個体のみが残り
他の遺伝子疾患が出る事になります。

ではDMで苦しむ子を作らない事は不可能なのか・・・
私たちは何もできないのか・・・

ホモ・キャリア・正常、組み合わせによってDMが発生しないのではないかという
交配の仕方をしていくことをとりあえずやってみようではないかという事です。

ただし現時点でDMが完全に劣性遺伝であると言う事は確定できていないので
キャリアの子で絶対にDMが発病しないとは言えないのです。

何年もデータを取って、何代も観察していかないといけないのかもしれません。

そしてDMであるという診断は、実際のところ「DMであった」と言う診断が
正しいのです。

今までお話した「ルールアウト」による診断で「DMではないか」「多分DMでしょう」
という事で、その診断を受けた子の遺伝子検査をするとSOD1に異常が見られると
いう事なのですが、辛い話ですが・・・

死後の献体により「DMであった」と確定できることになります。
生前ではできない検査です。

現時点では解らない部分が多く、また治療方法もないDM。

ですが、コーギーを飼われている皆さんには「正確な情報」を得て欲しいと
思います。また地元獣医さんも今現時点での正確な情報、解っている事と
まだ解らない事をしっかり伝えて欲しいと思います。

そこに憶測や・個人の意見が入ってしまうと、それが情報となって間違った
知識となってしまいます。

シリアスブリーダーは、自分の作り出す子すべてに「幸せであってほしい」
「健康であって欲しい」と常に思っています。
DMについてももちろん、真剣に深刻にとらえていると思います。
そして「何とかしたい」「何とかしなくちゃ!」と必死に考え、情報を集め
動き出していると思います。

もし、シリアスブリーダーさんがこの記事を目にして「そうなの!?」と
DMについて真剣に考えるきっかけになれば、それも本望です。

そしてこの病気を根絶させる日が来る事を願い、私たちブリーダーでできること、
皆さんができることをお互いに正確な情報を得ながらその日が1日でも早く・・・と
そう心から願います。
もちろん、DMに関して有効な治療方法の確立も1日も早くと願って止みません。


SOD1の遺伝子検査はこれまで日本ではできませんでしたが、近年可能になりました。
ただし現在のところルールアウトによりDMだと診断された個体にのみ、この遺伝子
検査は基本的に行われているようです。

そして現在日本で深刻化しているDMですが、実はアメリカでもコーギーのDMは
深刻な問題のようです。
DMの高発犬種としてコーギーはあがりそうですね。

コーギーのかかりやすい病気として「DM」を伝えないといけないのかもしれません。


これまで、この記事を書く事をかなり迷いました。
と言うのは解らない事が多い中、憶測や強い脅迫概念にとらわれたりして今、
健康に生活している時間をちゃんと見られなくなる人が増えるんじゃないか・・・
そんな事を思ったからです。

それは本末転倒。知識として知ることは大切だけど、必要以上に怯えたり不安に
なって生活するのは、私は「もったいない」と思います。
言葉が適切でないかもしれません。でも「今」は大切なんです。


そしてDMに限らず、歳をとると言う事はいろんな病気と向き合う機会が多くも
なります。近年の獣医学の進歩と飼い主の意識の向上が、犬達の寿命を延ばし
それがゆえ、これまでにはない病気も多くなってきました。
そういう背景も受け入れないといけないとも思います。

そして・・・1日も早く、この病気で苦しむ子をなくすため、できることなら
DMと診断された愛犬に対し「献体」と言う選択肢も考えていただければと
思います。実際にはなかなかいろんな思いがあって辛いことですが・・・

私もこの病気と実際に向かい合った経験はなく、生きた経験としてのお話ができない
ので申し訳ないのですが・・・
そして慣れない真面目なお話で、ちゃんとお伝えできたか自信がありませんが・・・


すべてのコーギー達が、今日1日笑顔で暮らせること♪
全ての飼い主さん達が、その笑顔に癒され1日を終えること♪
ずっとずっと・・・できるだけずっと♪
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by beauty-b | 2011-03-11 15:11