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十字架

前回、グラが一人になってしまったとお話したばかりですが、あの後ステキな
ご縁をいただいて、グラはグラという名前のまま新しいお家へ迎えられました♪

あたらな出会いに感謝すると共に、ビーチの子犬達を気に入ってくださり、また同時に
我が家の成犬たちの事もとっても褒めていただいて、すごく嬉しかったです(*^▽^*)

早速いただいたグラ君の画像♪
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5月23日に生まれたマカbaby♪
少しお話しましたが実際は6頭マカのお腹に入っていました。
最後の2頭が死産・・・出産に時間が掛かってしまい、産声をあげられなかった2頭・・・
今でも思い出すと辛くて自分が情けなくて・・・
喜びの中にも悲しみが残る出産でした。

そして・・・

神様はまだ、私に試練を与えました。

最初に生まれたキューくん。
陣痛が始まって、マカのいきみが始まってから生まれるまで時間が掛かりました。
逆子で片足が見えるようになってからもなかなか。

なんとか生まれてくれたその子は、片足が紫色になっていました。
でも、そう言った事は珍しい事では実はありません。頻繁ではありませんが
ありえることなんです。

でもキュー君は1時間経ち、2時間経ち・・・
紫色がどんどん濃くなって(通常は薄くなってピンクに戻ります)、黒ずんでくるじゃありませんか!
急いで病院へ行き、それから何日も何日もマッサージ、温湿布。
足首から先が黒ずんでいたので「足がなくなっちゃうの?」と・・・

小さな小さな生まれたばかりのキューくんの足首、肉球・指・・・をマッサージするのは大変でした。

結局必死で頑張りましたが指1本は壊死してしまいました。
指1本で済んだんだから!と思おうとしても実はなかなか、そう思うことはできませんでした。

「帝王切開していれば2頭の命も、キューの足も助けられた!」
そんな事ばかり考えて自分が情けなくて。

でも、私の思いを他所に子犬達はスクスク育ち、かわいい仕草で私を癒してくれ、キューも
また他の子と全く変わらぬ成長をしてくれました。
ハンデキャップを背負うことになるかもしれない・・・
そう思っていたキューですが、獣医さんに度々診ていただく中でも神経にも骨にも問題はなく
歩くにも走るにも、行動全部に問題はないと言っていただき、実際本当にそのように
なってくれました。ただ指は1本欠損していますが。

安心が訪れると共に今度はキューの行き先の心配がありました。
私はちゃんと伝えられるだろうか・・・

世の中にはステキな人が沢山います♪
私の知らない人たちの中でも、理解して飼ってくれる人もきっといる。
でも、どうしたらその人達とおはなしできるのか・・・


私の頭の中に一人の方の顔が浮かんでました。
愛犬を亡くしたばかりのタイミングになってしまい、今お話してもいいのか・・・とも思いましたが
今だからこそとも思い、それが現在の飼い主さん、菜菜パパ♪

亡くなった2頭に対しても、キューに対してもこれから先十字架を背負って行く私ですが
キューにステキな飼い主さんを見つけられたことは、本当に良かった・・・と思っています。

神様は時にイジワルで、そこまで!?って言うほど試練を与えるけど、負けないで
心真っ直ぐ頑張れば、ほんの少しだけ手を差し伸べてくれるんでしょうか?

それとも亡くなったマッシュが導いてくれたんでしょうか・・・


これが以前「キュー君には特別な思いがあって・・・」のお話です。


ただ、「愛結」になったキューに対して、どうかかわいそう・・・っていう目で見るのは止めて
欲しいんです。キューはかわいそうなんかじゃないんです♪
ひょっとしたら幸せになるべく、大きな個性を与えられた子なのかもしれません。


もうすぐとまとが出産です。

どうか無事にどうか何事もなく・・・



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ビューティービーチへ

by beauty-b | 2010-08-16 23:14